小2の娘が先日、先生に返された算数のテストを持って帰ってきました。点数はさておき、2ヶ所に△がついていたのが納得いかなかった娘。
問題は「工夫して計算しなさい」というもので、例えば、58+6=なら、58を54と4に分けて10をつくるように工夫すると正解のようでした。
娘はなぜか、58を40と18に分けて計算したので、答えは合っていたのですが、△に。でも、当の娘は自分なりに工夫したつもりでいるので、私がどう説明しても、感情も高ぶってしまって、納得してくれませんでした。
「それなら明日、先生になんで△なんですか?って聞いてごらん」と、私は何の気なしに言ったんですが、娘は「そんなことできないよ!」と言うんです。理由を聞くと「だって、誰もわからないところを聞いてる子なんていないから」と言う娘。
うーん、確かに、私立の小学校ならまだしも、うちのような公立の小学校では、低学年のうちから、わからないことを先生に質問しに行くって、余程先生がそうするようにと言わない限り、子供は思い付かないのかもしれません。
「でも、△になった理由がわからないままだったら、次も△になるよ。それでもいいの?」と言うとそれは嫌だと。結局その日は、娘がうなずくことはありませんでした。
翌朝、娘を見送るときに、「ドキドキするかもしれないけど、勇気を出して聞いてごらん。きっと他にもわからないと思ってる子がいると思うよ。わからなかったことがわかるようになるって、すごく気持ちがスッキリするんだから。」と言いました。
さて、ちゃんと聞けたかどうかは、帰って来た娘の顔を見れば、すぐにわかりました。
それはそれは晴れ晴れした顔で、先生に説明された内容を私に教えてくれた娘は、先生が2つあった△のうち1つを◯にしてくれたと喜んでいました。
解き方自体は△がついた2問とも同じだったのに、なぜ1つを◯にしてくれたのか、よくわかりませんでしたが、先生に質問しに言った娘の勇気を評価してもらえたのかなと勝手に思っています。
連絡帳をつかって、私から先生に伝えることもできたかもしれませんが(実際、何人か連絡帳を持ってきた子がいたようです)、娘に任せてよかったなと思います。
わからないことを聞くって、実は子供にとってすごく勇気のいることなのかもしれませんね。恥ずかしがり屋の娘がちょっとだけ成長した出来事でした。
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